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情けは人のためならず
(なさけはひとのためならず)
人に親切にしておけば、いつかはそれが自分のためになる。
泣きっ面にはち
(なきっつらにはち)
不幸・不運の上に、更に悪いことが重なることのたとえ。
長い物には巻かれろ
(ながいものにはまかれろ)
目上の者や勢力ある者には、反抗しないで、我慢して従っていた方が得策である。
鳴かず飛ばず
(なかずとばず)
将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っている様子。
為せば成る
(なせばなる)
その気になってやれば何でもできるということ。
七転び八起き
(ななころびやおき)
何度失敗してもめげず、そのたびに奮起して立ち直ること。
習うより慣れよ
(ならうよりなれよ)
物事は人に教えられるよりも、自分で実際にやってみて経験を重ねたほうが上達するということ。
汝自らを知れ
(なんじみずからをしれ)
自分の無知を自覚し、その自覚の上に真の知恵を得て、正しく行動せよということ。
汝の敵を愛せよ
(なんじのてきをあいせよ)
自分を迫害するような(愛することが難しい)相手にこそ慈愛の心を持たなければならないということ。
無くて七癖
(なくてななくせ)
どんな人でも多少の癖は持っているということ。
泣く子は育つ
(なくこはそだつ)
子供が大声で泣くのは生命力が強いということだから、丈夫に育つということ。
泣いて馬謖を斬る
(ないてばしょくをきる)
規律を保つためには、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分すること。
夏の虫氷を笑う
(なつのむしこおりをわらう)
狭い見識のものが大きな物事を判断したり威張り散らしたりすること。
名を棄てて実を取る
(なをすててじつをとる)
名声や名誉を得るよりも実質的な利を取るほうが賢明であるということ。
無い袖は振れない
(ないそではふれない)
実際にないものはどうにもしようがない。
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