二兎を追う者は一兎をも得ず
(にとをおうものはいっとをもえず)
よくばって二つのことをいっぺんにすると、両方とも失敗してしまうという意味。

逃がした魚は大きい
(にがしたさかなはおおきい)
取り逃がしたものは、それがどんなものでも、素晴らしいものだったように思えるということ。

二階から目薬
(にかいからめぐすり)
うまくいかず、もどかしいこと。

二度あることは三度ある
(にどあることはさんどある)
二度あったことは必ずもう一度ある。悪いことは続いて起こるものである。

憎まれっ子世に憚る
(にくまれっこよにはばかる)
人から憎まれるような者に限って、世間に出て幅を利かせ、威勢をふるうものである。

煮え湯を飲まされる
(にえゆをのまされる)
信用して気を許していた者に裏切られて、酷(ひど)い目に遭うこと。

二の足を踏む
(にのあしをふむ)
尻込みすること、ためらうことのたとえ。

二枚舌を使う
(にまいじたをつかう)
矛盾したことをいうこと。嘘をつくこと。

二足の草鞋を履く
(にそくのわらじをはく)
同一人が、両立しないような二つの職業を兼ねること。

忍の一字は衆妙の門
(にんのいちじはしゅうみょうのもん)
忍耐の精神こそ、成功のもとであるということ。

苦虫を噛み潰す
(にがむしをかみつぶす)
いつも苦々しいげな顔付きをしていることや、そういう人の形容。


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