恩を仇でかえす
(おんをあだでかえす)
恩返しをしないで、恩人に害を与えること。

鬼の目にも涙
(おにのめにもなみだ)
無慈悲な者も、時には慈悲心を起こし涙を流すことがあるということ。

親の心子知らず
(おやのこころこしらず)
親の深い愛情も知らないで、子供は気ままなことをやっていること。

鬼に金棒
(おににかなぼう)
元々強い者が、一層強くなること。

老いては子に従え
(おいてはこにしたがえ)
年老いてからは何事も子供に任せ、それに従って生きていく方がよいということ。

鬼の居ぬ間に洗濯
(おにのいぬまにせんたく)
気兼ねしたり恐れたりする人がいない間に、十分にくつろぐこと。

大風呂敷を広げる
(おおぶろしきをひろげる)
小さなことを大げさに言うこと。

傍目八目
(おかめはちもく)
当事者よりも第三者のほうが、物事を客観的によく判断できるということ。

奥歯に物が挟まる
(おくばにものがはさまる)
思っていることをはっきりと言わず、思わせぶりな言い方をすること。

溺れる者は藁をも掴む
(おぼれるものはわらをもつかむ)
危急に際しては、頼りにならないものにもすがろうとする。

思い立ったが吉日
(おもいたったがきちじつ)
何かをしようという気持ちになったら、その日が吉日と思ってすぐに始めるのがよい。

同じ穴の狢
(おなじあなのむじな)
一見無関係のようでも実は同類・仲間(悪人)であること。

女心と秋の空
(おんなごころとあきのそら)
女の心は、秋の空模様のように変わりやすいということ。

鬼の霍乱
(おにのかくらん)
ふだん健康な人が、珍しく病気にかかること。

鬼の首を取ったよう
(おにのくびをとったよう)
大手柄を立てたかのように得意になる様子。

同じ釜の飯を食う
(おなじかまのめしをくう)
生活を共にした親しい関係。


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